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アスリートのレシピ:ジョシュ・アンバーガーさん

トップレベルのアスリートたちは何を食べているのか、気になったことはありませんか?今回はジョシュ・アンバーガーさんが、味も栄養も抜群の、簡単にできる料理の作り方を教えてくれました。また、普段の食生活で気を付けていることについても話を聞きました。キーワードはチーズ、ビール、そしてデザートです。

 

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が尾を引いているため、今はアスリートたちと集まることもままなりません。そこで、オーストラリアで暮らすトライアスリートのジョシュ・アンバーガーさんにアクションカメラ「Go Pro」を送り、とっておきの料理を紹介してもらいました。さて、彼が選んだ料理とは?

 

アンバーガーさんが選んだのは「ビーンズ・オン・トースト」です。簡単で栄養満点で、しかも美味しいのだそう。そして、アンバーガーさん自らが撮影した映像を見ても分かるように、調理時間もかかりません。

 

このユニークな料理をどうやって作るかは、この記事の一番下にあるレシピや、アンバーガーさんが撮影した上の映像をご覧ください。アンバーガーさんの婚約者であるアシュリー・ジェントルさんもまたエリートレベルのアスリートですが、2人の食生活は意外にも制限が少な目。一日中、脂肪分の少ないタンパク質やあっさりした炭水化物を食べているわけではなさそうです。

   

ジョシュ・アンバーガー
アイアンマンレースで10回以上、チャンピオンタイトルを獲得しているアンバーガーさん。世界で最も過酷なレースだけでなく、料理や食にも精通しています。
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食べ物へのアプローチの仕方について教えてください。 

「私たちの食へのアプローチは至ってベーシックなものです。何よりもまず、エネルギーの確保を考えています。つまり、炭水化物をたくさん食べるということです。トレーニングの後は必ず、グリコーゲン補給には炭水化物を、リカバリーと栄養補給にはたんぱく質をきちんと摂取する必要があります。私たちはとにかくたくさん食べます。食べ過ぎではなく、エネルギー補給のためです。何を食べるかよりも何時に食べるかに気を配っています」 

 

「例えばトレーニング前のエネルギー補給は不可欠ですが、それはトレーニング後も同じです。それ以外は、食事についてはあまり先のことまで計画しません。ただ時々『買い物にいかないとやばい』と焦ることもあるので、何かあったときに困らないように、もう少し計画的に行動したほうが良いかなとも思っています」

  

 

では、食事の計画にあまり時間をかけないということですか?

そうです。ダイエットは私の人生でそれほど重要なことではありませんから。私の映像を見ると分かると思いますが、私は食品群をチェックするのが好きで、その中でもお気に入りのものがあります。食べるのに注意を払うことはあっても、制限は決してしません。

 

私にとって食事とは、トレーニングとその後のリカバリーを気持ちよく過ごすためのものです。リカバリーがうまくいけばいくほど、全体的なパフォーマンスが向上します。 食べ物は大きな幸福の源となることができるし、またそうあるべきです。 

 

豊かな暮らしをするように心がけています。

       

 

好きな食べ物は何ですか? 

朝食はだいたい自家製のミューズリー(オーツ麦を混ぜてバナナを混ぜるだけ)やパンケーキを食べます。トーストは常にメニューの上位にあります。バター、ピーナッツバター、ジャムを付けて食べるのが好きです。 

 

果物はたくさん食べます。1日を通して果物を食べていることが多いです。個人的には今、レッドパパイヤが一番のお気に入りです。でも冬にはアプリコットやネクタリン、柑橘類も食べます。季節ごとの旬の果物を食べるのが好きですね。 

 

夕食は、時間をかけてじっくり料理したものが好きです。豚ヒレ肉や牛肉でブリスケットを作って、その後ブリトーを作ることもあります。野菜も肉も摂取でき、ある程度良質の炭水化物もとれるので、素晴らしいメニューです。すべての食品群を網羅しているうえ、美味しいんです。あとは何かしらサラダも食べます。ケールやレタスのような庭で取れた葉物野菜の時もあれば、ドレッシングをかけたミックスサラダを食べる時もあります。 

 

かび臭いチーズやブルーチーズも好きです。私と友人は、デリに行ってフランスのチーズをたくさん買って、好きな味を見つけるのが好きです。 

 

食べないものはありますか? 

ほとんど何でも食べます。唯一あまり興味が湧かないのはセロリですね。 

     

 

カロリー計算はしますか? 

いいえ、1度もやったことがないと思います。どんなレベルのアスリートでも、食べ過ぎなのか、足りないのかを判断する感覚はだんだん身に着くと思います。 

 

長時間、サイクリングをしたり走ったりする場合は、もちろんエネルギー補給できるものを持っていく必要があります。私にはエナジージェルやバナナが合っています。「ボンキング(エネルギーが枯渇して運動を続けることができない状態になること)」や、けがをした時に十分な栄養補給がされていないのは、割とすぐに分かるようになります。 

 

すべてはバランスです。カロリー計算にはまったく興味がありません。

 

インターミッテント・ファスティング(断続的断食)をしたことはありますか? 

私が思うに、これはスポーツには適用できるものではありません。カロリーを制限するだけなので、あまり賢いやり方ではないと思います。やりたいことを制限するという方法は、あまり試したくありません。エネルギーの利用に反しています。 

  

 

サプリメントは摂取していますか? 

婚約者のアシュリーと私は「Athletic Greens」というスポンサーから提供されるドリンクを飲んでいます。あらゆる種類の成分がブレンドされた緑色のパウダーで、ドリンクにして飲むのですが、とても美味しいです。それ以外には、特に何も摂取していません。おそらく、電解質だけだと思います。それとコーヒーも。私にとってはコーヒーもサプリメントです。 

 

家ではよく料理をしますか? 

まあ、ある程度は。朝食と昼食は、自分で作ることが多いです。それで、たいていアシュリーが夕食を作ることになります。でも毎晩は嫌だというので、時々私が手伝って作ります。2人の間では、私がもっと料理するべきだという話になったりもします。普段、料理をする時は気分が良いです。別に何か特別なものを作る必要はありません。私たちは簡潔な食事をするタイプなので、清潔であれば、味はそれほど問題ではありません。

     

 

デザートを食べてもいいんですか? 

はい。レースの前にデザートを食べないようにしたことがありますが、あまりうまくいきませんでした。たまに食べ過ぎて気分が悪くなることもありますが…。健康的な食事に慣れているんです。健康的な食事をしたいとも思っていますしね。

 

私たちはプロのアスリートですが、一日の終わりは自由に過ごしています。社会生活や食生活の面で制限をかけていたら、あまり面白くないでしょうから 。

 

チートデー(好きなものを好きなだけ食べてよい日)はありますか? 

チートデーとは何のことか分かりませんが…、私には毎日「チートタイム」があります。今夜は夕食の前(1時間前位)に、私たちが「ミルクボトルあめ」と呼んでいるものを食べました。オーストラリアには、誰も知らないような独特なあめがたくさんあります。美味しいですよ!

  

 

お酒についてはどうですか? 

たいてい夜にビールを1~2杯飲みます。バランスを保つために、私には必要なことだと思っています。味も好きなんです。 

 

嫌いだったら飲まないと思います。もちろん、ワークアウトの直後にいきなりビールを飲んだりはしません。いつも、血中アルコール濃度への影響が最も少ない時間帯を狙って飲みます。気分が乗らなければ飲みません。でも夕食の時間が近くなると、ふらっと冷蔵庫まで行って、ビールを探すことはよくあります。 

 

ロックダウン(都市封鎖)中に、自分で「コンブチャ(紅茶キノコ)」を作り始めました。そういう人は多いと思います。知らない世界に足を踏み入れるのはすごく好きです。私のはかなり良い味に仕上がりました。自信作です。

 

ビデオ撮影はいかがでしたか? 

楽しかったです。色々と自己表現をするのが好きですが、料理の映像を通して行うのは初めてでした。また、Onに料理の動画を投稿するとみんなが興味を持ってくれます。こんな風に人との関わりを持てるのは楽しいです。

 

いかに短時間で簡単に美味しいものを作れるのか、皆さんに紹介できるのも嬉しいです。ビデオ撮影は、次にマッサージの予定があったので少し急いでいたんですが、間に合ったので良かったです。体に良い、美味しいものは時間が無くても作れるんです。

   

 

アンバーガーさんのレシピ 「ビーンズ・オン・トースト」 

- ライ豆の缶詰 1缶  

- 皮が剥いてあるホールトマト缶 1缶 

- しめじ 1房(量はお好みで)

- トースト 2枚(動画ではサワードウパンを使っていますが、好きなパンでOK)

- パプリカパウダー 小さじ1匙(スパイシーな方が好きな人は多めに)

- バジルの葉 ひと握り

- 塩 ひとつまみ    

- オリーブオイル 少量

 

手順: 

1.フライパンにオリーブオイルを加えて、ゆっくりと加熱します(中火)

2.フライパンにライ豆を加えて、少し焼き色がつくまで1~2分調理します 

3.ざっくりと切ったじめじを加えて、さらに1~2分炒めてからパプリカパウダーを加えます 

4.トマト缶の半分を加えて、炒めながらトマトをしっかり潰します 

5.さらに数分(2~3分)中火で調理します

6.パンをトーストして、バターを塗ります(もちろんお好みで)

7.トーストの上に、フライパンの中身をのせて、お好みでバジルと塩をかけて完成です 

    

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