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プロと専門家が教えるマラソンに最適なシューズの見つけ方

長距離レースやマラソン用のシューズ選びをあなどってはいけません。世界トップクラスのアスリートとOnの開発チームが、Onで人気のシューズ3足について説明します。

   

「ランニングの素晴らしいところは、どこでもできること。必要なのは、良いシューズと快適なウェアだけ」

  • ハビエル・ゴメス・ノヤ

 

ノヤ選手は ITU世界トライアスロン選手権で5回、アイアンマン70.3で2回チャンピオンに輝き、史上最高の耐久アスリートの一人として広く知られています。アドバイスは無視できませんね。

 

ただ、そうしてアドバイスに耳を傾けていても、「良いシューズ」を見つけることは、想像以上に難しいときもあります。シューズには例えば重さ、快適さ、耐久性、クッション性、グリップ力など、走りに影響を与える機能がたくさんあります。また、非常に多くの異なるモデルの中から選び出すので、自分にベストな一足がどれなのかはわかりにくいかもしれません。それに加えて個々の体の構造やパフォーマンス、そして好みの違いもあるとなると、問題は一層複雑化します。

 

残念なことにほとんどのシューズは、店で試し履きをするときはぴったりとフィットし、快適に感じられます。そして最初のランニングを始めてわずか20分で、選んだ一足が自分に向いてないかもしれないことに気付き始めるのです。だからこそマラソンを走るとなると、正しい一足を選ぶ大切さはさらに重みを増します。間違ったシューズを履いて42.195 kmを走りたいと思う人はいませんよね。

  

  

マラソン用のシューズは本当に必要か?

 

世界屈指のマラソンランナーの多くは、最小~中度のサポートがあるシューズを使っています。通常はヒールかアーチ部分にある程度のサポートがあるシューズを選びます。中にはフラットシューズを選ぶランナーもいますが、私たちのほとんどは、このようなシューズを使用することでかかる身体的な負担に対し、準備ができていないというのが現状でしょう。  

 

レーシングフラットはその名の通り、レーシング用に作られたフラットシューズです。短時間で勢い良く加速したいときに理想的なシューズで、サポートやクッション性がほとんどありません。そのためアキレス腱とふくらはぎの筋肉に大きな負担をかける可能性があります。サポート力の高いシューズを履くときよりも筋肉をハードに使わなければならず、たとえ上級ランナーであっても、けがのリスクが高まります。

 

そのようなことから、ほとんどのマラソンランナーは安定と快適さに優れたシューズを必要とします。ただ、前述したようにシューズの選択は非常に主観的なもの。一部のランナーがサポートが少ない軽めのシューズを好む一方で、クッション性と保護力に優れた重たいシューズを好むランナーもいます。 

 

自身の体の構造やパフォーマンスの違いのほか、どのくらいの速度で走るのか、客観的に考えてみましょう。「インパクトのあるランナーか」、「どのくらい速く走るか」「長時間の走りに追加のサポートが必要か」、「何年もランニングを続けてきたか」――。これらの項目はすべて、どのシューズを履くべきかを決めるときの判断材料になります。ニーズや好みを分析することは、マラソンシューズを見つけるための良い出発点です。 

 

完璧なマラソン用のシューズはあるのか?

 

一言で言えば、ありません。Onは、走るうえで「正しい」方法はないと考えています。シューズは自身が意図したように走れなければいけません。とは言え、Onのシューズの多くは、動き続けるためのサポートを、気付かないところで提供しています。そうすれば、ランナーは長く走ることができます。大切なのは、ストライドに反するのではなく、合ったシューズを見つけることです。

 

このガイドでは、マラソンや長距離ランニングで評価の高いOnのシューズ3足を比較します。シューズの開発・設計チームからのアドバイスと提案に基づき、個々の品質と属性を分類しました。ただ、シューズの選択は最終的に自分の好みに基づいてする必要があることを知っておいてほしい、開発チームはそう話しています。すべてのスポーツにおいて、自身の体に耳を傾けることは大切なことです。 

 

またここで取り上げるシューズだけが最適というわけではありません。マラソンシューズを選ぶ際は多くのランナーが求めるさまざまな機能(詳細は後述します)があります。

 

Cloudstratus

    

 

まずは走れる距離が倍増するロードの救世主、クラウドストラトゥス(Cloudstratus)。革新的な二層構造のCloudTec®システムで設計され、最大級のクッションニングによって距離を延ばすことができる、Onのランドマーク的な一足です。このラインナップの最新モデルで、スーパーフォームHelion™を搭載した唯一のシューズです。また、ロードランニング専用に設計され、軽量で耐久性に優れているほか、高い反発性や耐熱性も兼ね備えています。 

 

ゆっくりでも速いペースでも、短距離でも長距離でも、着地する度に圧力を分散して、走るときの衝撃を減らし、優れた快適さを求めるランナーにぴったりの一足です。 

 

フォーカス:優れたクッショニング

ランナープロフィール:着地の衝撃が強いランナー。クッショニング、ダイナミックな回転運動と爆発的な蹴り出しに重点を置くランナー。

設計:完全なクッショニングを備え、優れた回転運動とレスポンスに優れた蹴り出しを実現。 

  

  

「クラウドストラトゥスは、新しいお気に入りのロードシューズです」

 

こう話すのは、今年初め、同シューズでマラソンを2回立て続けに走ったUSAトレイル・ウルトラランニングチームメンバーのデビッド・キルゴア選手です。 

 

「搭載されたスーパーフォームHelion™は軽いのに耐久性に優れています。2層の CloudTec®クッショニングはよく機能していて、ほかのものよりソフトな感じです。ダブルマラソンのあとでさえ、シューズは新品同然に見えました。このシューズは本当に頑張ってくれました」

 

「履き心地が悪いと感じたことはありませんでした。クラウドストラトゥスはレスポンスとスピードに優れていると感じました。本物のパフォーマンスシューズです。50マイルの自己最高新記録を打ち立てることができた最高の一足です。このシューズの嫌いな理由が見つかりません」

Cloudstratus
On史上初の2層CloudTec®を搭載。硬い地表でも、妥協ゼロの性能を発揮するスーパーフォームHelion™を使用。かかと部分とフォアフットのクッショニングを充実させ、俊敏性がありながらも安定性に優れた一足を実現。10km以上のランに理想的。
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Cloudsurfer

  

 

多くの点で、Onの典型的なシューズといえるクラウドサーファー。特許技術のCloudTec®によるソフトな着地と爆発的な蹴り出しを最も感じられる一足です。3つのシューズの中で最も重さを感じられる一足でもありますが、それに惑わされてはいけません。実はこのシューズ、スピードを出して走るのにぴったりの一足なのです。 

 

サーフィンからヒントを得た SpeedBoard™は、独自の特許技術CloudTec®と連携し、スムーズな回転運動を提供するよう特別に設計されています。シューズを横から見ると、ストライドの回転運動を最大化するために、クラウドパーツとシューズの端の間に隙間があることがはっきりとわかります。

 

レーシングフラットのスピードを実現する快適なトレーニングシューズです。

 

フォーカス:特許技術CloudTec®

ランナープロフィール:ソフトな着地と爆発的な蹴り出しを実現する特許技術CloudTec®を純粋に感じたいランナー。

設計:特許技術CloudTec®がソフトな着地とそれに続くスムーズな回転運動、さらには爆発的でかつ直進的な蹴り出しを発揮する最強の組み合わせを提供します。

   

 

「このシューズが大のお気に入り」

 

カナダのマラソンおよびハーフマラソンの記録保持者、レイチェル・クリフ選手はこう言います。

 

「多くのサポートを提供するこのシューズのクラウドパーツには弾力性があるので、長距離ランのときにスムーズで快適な走りができます。スピードボードは、かかとからつま先までしっかりとサポートしてくれます。長いランの終わりがけに疲れを感じ始めても、最後までやり通すことができます。素晴らしいですね」

 

「うしろ部分のクラウドパーツは、ダウンヒルで素晴らしい力を発揮することがわかりました。傾斜を下るときはいつもクラウドパーツが支えてくれます。たくさんのフォーム素材が使われていて、長時間走るサポートや、タフなトレーニングで足を保護してくれます」

 

「クラウドパーツが地面を蹴り上げてると本当に感じることができます。それがOnの強みですし、しっかりと感じることができる真の実力ですね」

  

Cloudsurfer
トレーニングシューズの快適さとレーシングフラットのスピードを組み合わせたシューズ。クリフ選手はこう評します。「非常にソフトでサポート力に優れ、レスポンスが良く俊敏」
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Cloudflow

    

 

通称「フロー」と呼ばれるクラウドフローはOn史上最も評価が高く、名高いアスリートたちと共に世界中の表彰台に上った経験を持つ一足。バート・アーノウツ、 ハビエル・ゴメス・ノア、マーゴ・マローン、ティム・ドンなどの一流選手が使用しています。トレーニングやレースのほかにも、ビジネスシーンでも多くの人が使っています。

 

レスポンスに優れたと超軽量なシューズでありながらも、爆発的な蹴り出しとスピードを重視して設計。エンジニアードアッパーはソフトでサポート性があり、ノア選手も実証済みのように、箱から出してすぐ快適に履ける一足です。

 

フォーカス:軽量オールラウンダー

ランナープロフィール:適度なクッション性とサポート性を備えた軽くて俊敏なレースシューズを求めるあらゆるタイプのランナー。

設計:優れた回転運動と適度なクッショニングを提供する軽量なシューズ。

  

 

​「箱から取り出して、すぐさまレース用に履いても大丈夫な一足」

 

ノア選手はそう言います。 「本来(新しいシューズのときは)これはすべきではありません。まずはトレーニングで試してみるべきです。軽くて速いシューズですが、ソールやサポート、クッショニングにとても満足しています」

 

「初めてクラウドフローを試し履きしたインターバルランは簡単ではありませんでした。その時もし足の負担になっていると感じていたら、すぐさまシューズを変えていたのですが、まるで長い間ずっと履いていたかのような感覚だったので変えませんでした。それで初めて、かなり速いペースで1kmのインターバルを走りました。履き心地も抜群でした」

 

ノア選手にとって「かなり速いペース」は、私たちにとってとてつもなく速いペースであることに間違いありません。

Cloudflow
軽量でレスポンス性に優れるほか、独立した18個のクラウドパーツが衝撃を吸収し、並外れた保護力と完璧な蹴り出しを実現。ランナーズハイに一番近いシューズ。
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The Breakdown

  

 

用語の説明

 

クッション性/クッショニング:着地の衝撃から足を保護する性能。

 

サポート力:足の回内運動を減少させ、疲れた筋肉が回転運動をサポートするために反応する性能。On独自開発。

 

ダイレクト性:地面をどれだけ近くに感じるか、また地面からどのくらいのフィードバックを得られるか。

 

爆発的な力:レスポンスの高さ(Onのシューズでは一種のスプリング効果を生み出す特許技術SpeedBoard™に由来)

 

ライド感(履き心地):ランナーの体重をかかとからつま先に移すときの回転運動の滑らかさとスムーズさ。あくまで主観的とされる用語の一つ。

 

機敏性:シューズの機敏性が高いほど、ミックストレーニングに適しているといわれる。機敏性の低いシューズは、速さに関係なく、安定した速度での長距離ランで性能を発揮する。

 

ライトウェイト:シューズの軽量性。

 

一考の価値あり

  

ここではサポートを目的としたシューズについて触れる必要もあります。初めてのランニングや、けがからの回復時、または単に距離や速度を押し上げたいときに、Onのサポートシューズをおすすめします。 

 

保護力とサポート力が強化されたシューズの方がぴったりのものが見つかるかもしれません。ぜひこちらのサポートシューズ比較もご覧ください。クラウドフライヤー(Clouflyer)、クラウドエース(Cloudace)、クラウドストラトゥス(Cloudstratus)を特集しています。 

   

すべてのランナーにサポートシューズが必要な理由
どんなランナーも往々にして特別なサポートは不可欠です。ランニングを始めたばかりであったり、距離を伸ばしたかったり、レースに向けて準備をしている最中であっても、追加のサポートとクッション性を備えたシューズは役立ちます。
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