新しく結成されたOnアスレチッククラブ(OAC)トラック競技のスター選手たちが向かったのは、米国テネシー州ナッシュビル。目的は、Music City Distance Carnivalに出場し、有力選手である彼らの存在を世間に知らしめること。そしてその目標は見事に達成されたのです。
OAC所属選手として出場したのは、空気が薄いコロラド州史上初めて、1マイルを4分未満で走ったオリバー・ホーア選手、そしてジョー・クレッカー選手です。万全の態勢でナッシュビルへと向かいました。
Onが後援するこの1500mイベントで、ホーア選手はオリンピックの参加標準記録を突破する3分34秒63を打ち出し、テネシー州の1500m最速記録を樹立。州の記録を破りました。クレッカー選手もまた、3分37秒55で6位に入賞し、自己記録を更新。同じくOACメンバーのカルロス・ビリャレアル選手も1500mを走り、3分42秒48でフィニッシュしました。
女子の1500mでも、OACのメンバーは素晴らしい活躍を見せました。 リア・ファランド選手は、4分11秒25(8位)でゴール。アリシア・モンソン選手は、4分12秒12のタイムで自己ベストを13秒更新し、ファランド選手の次となる9位でゴールしました。エミリー・オーレン選手はその次のレースで4分14秒77のタイムを出し、2位でゴールしました。
前例のないシーズンと状況を特に考慮したうえで、OACのデーサン・リッツェンハイン監督は、このチームのスタートに満足しています。
「限られたレーススケジュールを考慮すれば、彼らが出した成果にとても満足しています」
デーサン監督は、ナッシュビルのミーティングの後で言いました。「彼らがとても調子が良かったことは知っていましたが、積極的に攻めるレースをして、これまで積んできたトレーニングを信じて走れていたことは、すばらしいことでした」
「彼らにとって、このレースは冬以降初の公式レースとなりました。彼らはこのチームで実に4つの大きな自己記録を出すことができました。久しぶりに大会に出場して、これほど激しいレースができたことで、OACのやる気とこれまで懸命に練習に取り組んできた成果を見せることができました」
「チームの皆は楽しみながら毎日向上しています。そして、その厳しい練習の成果を見られるのは嬉しいことです。これで次のレースに向けて進むことができるし、錆を落とすこともできました」
「彼らにとって、これはOACとして初めて出場して競ったレースであり、私は、彼らが見せた努力と結果を誇りに思っています」
OACが次に目指すのは何ですか?
「先の見えない不確実な時代ですから、彼らに懸命に練習して、掴んだチャンスに集中しようと言いました」と、デーサン監督は説明します。
「そういうチャンスが現れれば、私たちはそれを掴むことができます。しかし、今あるいろいろな問題によって、チャンスが到来しないこともあります。それでもトレーニングを積むことで、彼らはより強くなり、来年に向けてしっかりと準備できると思います」
「彼らが自分たちにどれだけ素晴らしい実力が備わっているのかを自覚し、自分自身を信じて欲しいと思っています。彼らが示す結果は、この先必要になる自信の基盤となります。手に入れられるあらゆるチャンスを利用して、それを築き続け、ただ地平線に目を向けていきたいと思います」
On ZAP Enduranceチームのジョー・スティリン選手とトリスティン・ヴァン・オード選手もまた、5000m走でチームOnを代表しました。ヴァン・オード選手は、16分14秒81で自己新記録を達成したもう一人のOnアスリートです。スティリン選手は13分45秒29の記録を出し、6位でレースを終えました。
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