スイス陸上競技選手権ウスター大会男子10000mで、On所属のドミニク・ロキニヨモ・ロバル、マックス・シュトゥーダー、タデッセ・アブラハムの3選手が表彰台を占めました。女子ではスピリグ選手が銀メダルを獲得。Onのアスリートたちは素晴らしいパフォーマンスを見せつけました。
難民アスリートのロバル選手は28分32秒の自己ベストを記録して優勝。2位のシュトゥーダー選手は19秒差の28分51秒、3位のアブラハム選手は34秒差の29分06秒でゴール。レース後、ロバル選手は膝を痛めていたことを明らかにしました。
ロバル選手は次のように話します。
「前半5000mは遅すぎるペースでしたが、とても気持ちよく走れていました。他の選手たちが前に出ようとしていたので、後半の5000mで勝負をかけ、レースをリードすることにしました。自信はありました」
「次に出場するレースは6月13日のアトレティカ・ジュネーブです。イギリスの強豪選手たちがいる1500mに出場します。それまでに膝が良くなっていればいいんですが」
今大会の2週間前にリスボンで開催されたITUワールドトライアスロンカップで2位だったシュトゥーダー選手にとって、今回の結果は9週間後の東京オリンピックに向けて大きな自信となりました。
シュトゥーダー選手はこう話します。「ニコラ(スピリグ選手)と一緒にスイスのサン・モリッツからここに来ました。自分たちにとって今大会はトレーニングの1つみたいなものでしたが、トラックの10000mで初めて29分を切れたのはとても良かったと思います。結果にはとても満足していますし、次のトライアスロンレースに向けて良い弾みになりました」
ロバル選手はすでに2024年のパリ・オリンピックの有力候補に目されています。アブラハム選手は今年のマラソン大会に向けて準備を進めています。先述のリスボン大会で金メダルを獲得したスピリグ選手は、東京オリンピックに向けて調子を上げています。
ロバル選手はウスター大会での勝利後、コーチに感謝の気持ちをこう述べました。「今の自分がいるのはコーチのおかげです」
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